分析の勉強
図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)
- 作者: 津村ゆかり
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
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Twitterも面白い津村ゆかりさんの本ですね。
津村ゆかり (@tsumurayukari) | Twitter
P.34錯体
配位結合によって複数の原子が結合したもの。
よく使うEDTAはキレート剤
金属イオンを包み込むように強く結合。
金属イオンの滴定、抽出、副反応のマスク剤に使われる
P.56
・アナライト・・・分析対象物質
・マトリックス・・・アナライト以外の試料由来成分の集合
アナライトって単語使わんなぁ。マトリックスは何となく使ってました。正確な定義始めて知った(汗)
P.126原子吸光分析法の干渉について
・物理干渉
サンプルの粘性や表面張力の違い
・化学干渉
サンプルに含まれる共存物質が目的成分の原子化を阻害
・イオン化干渉
主にフレーム法で、Na,K,Ca,Baなどのイオン化電位の低い化合物がイオン化して起こる。
↑これらは標準添加法にて改善できる
・分光干渉
共存物質の吸収が測定元素の波長に近いため、値に影響する。
-対策
バックグラウンド補正
1.重水素ランプ法・・・フレーム分析で標準的に使われる。補正領域は180~400nm
2.ゼーマン法・・・原子化部または光源部を磁場の中に置く。全波長可。
P.128 ICP
オーロラやコロナ光はプラズマ中で原子が発光する自然現象
つまりICPと同じ?!
ICPは今後ゆっくり勉強します・・・
P.216数値の丸め方
ただ四捨五入すると、5が切り上げのため、大きい方に偏る。
丸められる数字がちょうど5の場合は、その上の位が偶数になるように切り上げ、または切り捨て。
例:1.225→1.22
1.235→1.24
※この規則は丸める端数がちょうど5の場合のみ
例:1.2251→1.23
■個人的な感想
これがこの本読んで一番衝撃を受けた・・・。
大学の時に知らなかったのですが、私だけでしょうか。
計算→最後に丸める
加減算:3.56+14.543+0.0037=18.1067≒18.11
→3.56の6に合わせた
乗除算:3.56×14.543×0.0037=0.191560396≒0.19
→0.0037の有効数字2桁に合わせた