飛耳長目と腹中有書

徳は孤ならず必ず隣あり

分析の勉強

 

図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)

図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)

 

 Twitterも面白い津村ゆかりさんの本ですね。

津村ゆかり (@tsumurayukari) | Twitter

 

P.34錯体

配位結合によって複数の原子が結合したもの。

よく使うEDTAはキレート剤

金属イオンを包み込むように強く結合。

金属イオンの滴定、抽出、副反応のマスク剤に使われる

 

P.56

・アナライト・・・分析対象物質

マトリックス・・・アナライト以外の試料由来成分の集合

 

アナライトって単語使わんなぁ。マトリックスは何となく使ってました。正確な定義始めて知った(汗)

 

P.126原子吸光分析法の干渉について

・物理干渉

サンプルの粘性や表面張力の違い

・化学干渉

サンプルに含まれる共存物質が目的成分の原子化を阻害

・イオン化干渉

主にフレーム法で、Na,K,Ca,Baなどのイオン化電位の低い化合物がイオン化して起こる。

 

↑これらは標準添加法にて改善できる

 

・分光干渉

共存物質の吸収が測定元素の波長に近いため、値に影響する。

-対策

バックグラウンド補正

1.重水素ランプ法・・・フレーム分析で標準的に使われる。補正領域は180~400nm

2.ゼーマン法・・・原子化部または光源部を磁場の中に置く。全波長可。

 

P.128 ICP

オーロラやコロナ光はプラズマ中で原子が発光する自然現象

つまりICPと同じ?!

ICPは今後ゆっくり勉強します・・・

 

P.216数値の丸め方

ただ四捨五入すると、5が切り上げのため、大きい方に偏る。

丸められる数字がちょうど5の場合は、その上の位が偶数になるように切り上げ、または切り捨て。

例:1.225→1.22

1.235→1.24

※この規則は丸める端数がちょうど5の場合のみ

例:1.2251→1.23

 

■個人的な感想

これがこの本読んで一番衝撃を受けた・・・。

大学の時に知らなかったのですが、私だけでしょうか。

 

計算→最後に丸める

加減算:3.56+14.543+0.0037=18.1067≒18.11

→3.56の6に合わせた

 

乗除算:3.56×14.543×0.0037=0.191560396≒0.19

→0.0037の有効数字2桁に合わせた