飛耳長目と腹中有書

徳は孤ならず必ず隣あり

【書評】ニートの歩き方 著:pha

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

 

スラっと読める本。ただし、著者はニートではないw

何を期待してこの本を読むかによって評価は変わると思う。タイトル通りの内容ではないです。本当にニートになりたい人が読む本ではない。

 

内容は著者の経歴から、後半はニートは自己責任か?という持論の展開まで。

 

著者の伝えたいこと

1.仕事や世間体に捕らわれるな。死ぬな!

2.ゆるいネットワークの大切さ。

であると思う。

 

ゆるいネットワークを作るには、

個人のコミュニケーション能力に依るのではなく、

仕組み作りが必要だという。確かに、ニートの人はコミュ力低いしね。私もだけどwww

 

著者は「ギークハウス」というシェアハウスを経営している。

そのシェアハウスの雰囲気は、

みんなで仲良く楽しく!☆ではなく、

「喋っても喋らなくてもいいけどなんとなくここにいてもいい空間」

である。これを「リビングに人が集まりやすい空間にする」等でシステム的に構築している。

 

ギークハウスは

「パソコンとインターネットとかが好きな人がもくもくとインターネットをする」

というコンセプトがある。

 

以上が、ゆるいネットワークを作るための仕組み作りの1つなのであろう。

 

今後、家族ではない、こういった繋がりがどんどん広がっていくのではないかと思う。

拡張型家族というか。拡張型家族については↓

 

 

評価と贈与の経済学

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